AIロボと暮らす

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「ロボットと生活するって? 一人で子育てって無理でしょ」 「外国語勉強しとくんだった。でも今からじゃ間に合わないし、仕事だってあるし、この国にいるなら義務? 逃げられないんだよね」 「うーん、一人でできるかな?」  幸多は部屋の中をうろうろしながら大きめの独り言を続けていた。  今日は清水幸多、25歳の誕生日である。彼の新たな生活の始まりの日である。デジタルカタログでロボットは選択済み、20時には到着するはずだ。
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