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「どうでしょうね」小林一曹は首をかしげる。「そもそもレーダーでロックオンできない相手ですからね。それでもあれだけ大量に同時に撃てば、当たるかもしれませんが……」
しかし、20秒後。
「……信じられん」
呆然とした面持ちで、天田二尉が双眼鏡を顔から下ろす。小林一曹も全く同感だった。
X-47Bは、雨あられと降り注ぐホークの大群を、凄まじい超絶機動で全てかわしきったのだ。
"まるで板○さん作画のアニメのようだ……"
小林一曹はある種の感慨に囚われていた。だが、次の天田二尉の言葉で、彼は現実に引き戻される。
「これで第二の壁も破られたな……」
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