スカイシューターの矜持

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"やられた……垂直方向だけじゃなく、水平方向のマイナスG機動(マニューバ)にも警戒しておくべきだった……" だが、こちらのエンジン推力はヤツの2倍以上だ。中尉は気を取り直して左にブレイクする。しかし…… 突然、X-47Bが白い煙を吐いたか、と思うと、瞬く間に小さくなっていく。 "なんだと?まさか、ロケットブースターを内蔵しているのか?" それならばサイドワインダーでロックオンできる。中尉は兵装システムをサイドワインダーに切り替える。しかし、X-47Bは既にサイドワインダーの有効な射程距離から離れていた。それでも「バズ」の位置からならまだ間に合う。シュウインガー少尉に指示を出そうとして、彼は残酷な事実に気づく。 「バズ」は既に、全てのミサイルを撃ち尽くしていたのだった…… "なんてこった……ヤツはまさしくエイリアンだ。人間の常識が全く通用しない……" ほぞを噛む思いで、ヨハンセン中尉は宣言する。 「Profane 01 FLT, missed interception(プロフェーン01フライト、迎撃失敗)」 ---
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