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『演習中に、お騒がせして申し訳ない。ギルド長のカミーユ・アルデバランと申します。ただいま王国騎士団本部から、当ギルドあてに捜索にご協力いただけるとのお返事をいただきました。ご協力に深く感謝致します。当ギルドからは、先ほどのピアジェを派遣させていただきますので、よろしくお願いします』
「ピアジェを派遣？」
彼女の探索魔法の精度は高い。ピアジェがいなければ、俺はまだ演習にまきこまれていただろう。顔をみていても知っている人はいない。
ガチャガチャと鎧の擦れる音が近くなってきた。
その音が止まると、みんなが一斉に敬礼をしはじめる。釣られてアーノルドはよくわからないまま敬礼した。
『もう聞いていると思うが、幼い子供が行方不明になっている。我々、騎士団も捜索に全面協力することになった。彼女はピアジェ。探索魔法のエキスパートだ。協力してあたってほしい』
『ピアジェ・エル・ウィザードですにゃ。先ほどはたいへん失礼しました。よろしくお願いしますにゃん』
「「イエッサー」」
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