ある少年が行きあたりばったりで生きていく話ーちょっとした悪戯にもご用心ー

ちょっとした悪戯にもご用心

おはこんばんちは。前回めでたく（）幽霊と関わりを持ってしまったモブです。くそぅ、厄介事押し付けといてあっさり成仏しやがって…。成仏するのは構わないけど、スッキリ元の鞘に戻りました！みたいな後腐れない終わり方してくださいお願いします。
こんな風にまた語り出したのには訳がある。察するだろうことはわかってたけど、そんな哀れむような目をすんな。

簡単に言おう。目覚まし時計が鳴らなかったから、電池切れかなぁとか思ってたのに、その原因は幽霊でした。いや何でやねん。こっちが言いたいって？うるせぇ俺だって混乱してんだよ！！ベッドから起き上がれねぇ、何でだ！とか思ってたら俺の腹の上にショタが乗っかってた。これは本気でびびった。あれー俺一人っ子だよねー？母さんいつの間に産んでたのー？あ、もしかして隠し子？とか現実逃避してたよ、あはははは。

まぁ俺を起こしに来た母さんが見えてなかったから、これは幽霊だと思ってさらに現実逃避した。隠し子だったのと幽霊だったのだとどっちがマシなんだろうか。とりあえず話を聞くことにした結果、悪戯好きのこいつが原因だったとわかった。うん、あのね？学校あるからまじで止めてくれ。というか悪戯で金縛りとかすんなよ心臓に悪い！！！！俺はそんなに図太くないんだよ！！繊細なハートが壊れちゃうだろ！！！おい今鼻で笑ったか？お？