三話「深淵から来るもの」

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 「天(アマ)ニ......」      「......! 」      その時......突然!    首のボディである土偶に、埴輪が武器にしていた銅矛が落ちてきて!        首の入っている土偶ボディを砕いた!!         「うわ! 」    ザジ達は周囲を見渡す!    「誰だ! 何処にいる! 」    「いました! あそこです! 」    ユナがキャンパーの端に居る埴輪を見つけ出す!    「家臣が王を討ったのかね! 偉大だとか言ってたのに、もう手のひら返されてるぞ! 」    討った埴輪はあの顔が少し付いている側近らしい埴輪だ!    そしてキャンパーから飛び降りると何処かに消えてしまった。    「くそ! 逃げられた! 」    「何て事だ! ユナ君の事も聞けそうだったのに......」      キャンパーの屋根に銅矛で砕けた土偶の破片が散らばって、土塊に還っていった。
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