四話「人と亡霊は入り乱れる」

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 「だから奪い合いとかよりも平和的解決も可能なんや......まあ、海賊とかもおるけど」    「「平和的じゃないじゃないですかー!! 」」    今日もユナのツッコミは海賊王に成りそう。    屋根の上はビニールシートで工事中らしい囲いが付けられていた。    中でザジがガールズプラモデルで作業を手伝ってる。    「いいのか悪いのかボディ不足でこれしかないんだけど、そろそろマトモなボディが欲しい」    ねぱたがザジに寄り被って聞く。    「なんや? もしかしてあの子んトコ行くんか? 」    「しょうがないだろ、アレ壊しちゃったし......別にボディを修繕依頼してきても」    ユナがその″あの子″に反応する。    「うおお! 何というジェラシー! これはヒロインとして、いざお顔を拝見させて頂きとうございますなウヘヘヘ」    もはやヒロインとは何だったのかとも言わせるフリーダムな発言のユナは、お代官の前にいる越後屋みたいである。    「ドク? 長距離移動を出来るブースターセットって出来る? 」    ザジはドクに移動補助の乗り物を作成出来るか訪ねる。    「キャンパーからの距離的には遠くないが住宅街に侵入する以上、人にバレないようにしないとな」       
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