3.

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めちゃくちゃに盛りたい気持ちを、奥歯を噛み締めて堪える。 川嶋はまだ一人で抜いたことすらないかもしれない。 優しく優しく、それを撫でる。 自分のそれと違って、立ち上がっているのに彼の手の中にすっぽり包み込むことができる。 手のひら全体でゆっくり扱きながら、指先をそっと筋に這わせた。 「ん……あっ…あ」 甘い声を漏らして、川嶋の細い喉が仰け反った。 何かを堪えるように眉間に皺を寄せて、目を瞑って。 上気した頬は桜色で、半開きの唇はさっきのキスの名残で紅く濡れている。 その顔を見ているだけで、宇賀神はイケそうだ。 「キモチイイ?」 そっと聞いてみる。 ん、と素直に川嶋が答える。 「でも…なんか、変……トイレ、行きたい」 ふるふると腰を震わせて、そんなことを言うから。 それは、たぶん。 尿意ではない。 「暁臣、それ、オシッコしたいわけじゃないから」 お前も知識としては知ってるはずだ。 それ、射精したがってるんだよ。 「出して。そしたら、すげぇキモチイイよ?」 耳許に囁いて、きゅっと強く握った。 指先で、先っぽを引っ掻くようにすれば。 「あっ、ダメ……っ!」 ビクビクッと身体が跳ねた。 手の中のそれから勢いよく白い液体が飛び散る。 「あ、あぁあっ!!」 はあはあ、と肩で息をして、川嶋はたぶん驚きと恥じらいで顔を見せたくないのだろう、布団に顔を押し付けている。 うつ伏せになっているから、好都合だ。 まだ、終わりじゃない。 サイドテーブルの引き出しから、宇賀神はローションのボトルを取り出した。 川嶋の白い綺麗なラインを描くお尻に、そのボトルの中身を垂らす。 冷たいぬるりとした感触に驚いたのか、びくん、と背中が震えた。 「俺も気持ちよくなりたいから、協力して?」 その背中が逃げないように、上から覆い被さる。 耳許に囁いて、指先をそっとそこに這わせた。 液体の滑りを利用して、つるんと押し込む。 「ひゃっ」 普段の川嶋からは絶対聞かれない変な声が漏れた。 それほど違和感があったのか。 でも、逃げない。 今日は宇賀神のしたいようにさせると頑なに決めているようだ。
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