もう1人の自分

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*後半は少しだけ怖い感じなので、それをご理解した上でお読み下さい 「模試の結果、最悪。はぁ~・・・」 深いため息をつきながら、帰り道をトボトボと歩いていた 私の名前は白鳥ゆかり 今は高校受験を控えてる中学3年生 それでいて、受験生でもある そんな私は今日、模試の結果が最悪だった こんな成績じゃ、とてもじゃないけど志望校には行けそうにない 誰か私の代わりに高校受験してよ・・・なんて、思う今日この頃 でも、私以外が受験したら、それは不正だってこともわかってる だけど、もし仮に私にソックリの人がいたら、どうだろう それだったら、バレないんじゃないの? って、そんな都合いい話あるわけないか もし仮にそんなのがあったとしたら、あとで高額なお金を要求されるような詐欺まがいの類に違いない 「もし、よろしければどうぞ」 「え?」 私は女性に声をかけられ、立ち止まった
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