123人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっと待てよ!死亡って何だよ!?殺し合いすんのか今から!?」
「兄さん何眠たい事ゆーとるんや?オレヒスはそーゆーゲームやで。」
関西弁の男は困ったような顔で俺を見ている。
「は…?本当に殺し合いすんのか…?」
「殺し合いは状況によりけりやろ。殺したら奴隷にならんしな。」
「奴隷って何だよ?」
「カカカカカ!兄さん質問ばっかりやな!少しは自分で考えや。」
うるせぇよ。知らないんだから仕方ねぇだろ。
「ま、えーわ。さっき運営からの通知で支配下プレイヤーゆーとったやろ?それが奴隷の事や。俺たちが勝てば相手バディを奴隷にできるんや。殺したらあかんけどな。」
ツヴァイの野郎はそんな事言わなかったじゃねぇか。リスクありすぎんだろコレ。こんなの漫画の設定じゃねぇか。そんな事になるなんてわかってれば参加なんかしてねぇよ。
「なんやなんや顔青くして。そんな心配すんなや。ワイはごっつ強いからな。負けるなんてあらへんで。」
関西弁の男が自信ありげな表情で言う。
「そうなのか?」
「おう。安心せぇ。」
気に入らない奴だが強いってんなら一先ずは良かった。こんな所で奴隷なんかになりたくはないからな。
最初のコメントを投稿しよう!