第3話 バディイベント

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「ちょっと待てよ!死亡って何だよ!?殺し合いすんのか今から!?」 「兄さん何眠たい事ゆーとるんや?オレヒスはそーゆーゲームやで。」 関西弁の男は困ったような顔で俺を見ている。 「は…?本当に殺し合いすんのか…?」 「殺し合いは状況によりけりやろ。殺したら奴隷にならんしな。」 「奴隷って何だよ?」 「カカカカカ!兄さん質問ばっかりやな!少しは自分で考えや。」 うるせぇよ。知らないんだから仕方ねぇだろ。 「ま、えーわ。さっき運営からの通知で支配下プレイヤーゆーとったやろ?それが奴隷の事や。俺たちが勝てば相手バディを奴隷にできるんや。殺したらあかんけどな。」 ツヴァイの野郎はそんな事言わなかったじゃねぇか。リスクありすぎんだろコレ。こんなの漫画の設定じゃねぇか。そんな事になるなんてわかってれば参加なんかしてねぇよ。 「なんやなんや顔青くして。そんな心配すんなや。ワイはごっつ強いからな。負けるなんてあらへんで。」 関西弁の男が自信ありげな表情で言う。 「そうなのか?」 「おう。安心せぇ。」 気に入らない奴だが強いってんなら一先ずは良かった。こんな所で奴隷なんかになりたくはないからな。     
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