第3話 バディイベント

5/6
前へ
/1459ページ
次へ
「当たり前やで!スキルには全部で6種類のレアリティがあるんや。下からコモン、アンコモン、レア、スーパーレア、ダブルスーパーレア。そしてアルティメットレアや。レア以上なんて滅多に手に入らん。そしてアルティメットなんてもんは存在してるか怪しいぐらいの代物や。」 そんなにすごいカードだったのか。でも大概のカードゲームってレアリティが凄くても使えないカードとか、レアリティが低くてもすごいカードがたくさんあるよな。俺の《巻戻し》と《剣聖》はどうなんだろう。でも《巻戻し》は明らかに凄いよな。やり直せるって事だもんな。 「なるほど。わかったよ、ありがとう。で、これからどうすればいいんだ?イベント始まってるのに動かなくてもいいのか?」 「んー?そろそろええか?ほな歩きますか。」 なんだその反応は…?殺し合いになるかもしれないのになんでそんなに落ち着いてるんだ? 初心者ってのが辛いな。いくら凄いスキルを持っていても動きが読めないと困る事になり兼ねない。とりあえず今は澤野の動きを見て学ぶ事に努めるか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「相手に女がいればえーなぁ。でもブスはごめんやで。シンさんもそー思わへんか?」 歩き始めてしばらく経ったがその間澤野の軽口はずっと続いたままだ。何でこんなに余裕なのか理解できない。コイツ自身のスキルに自信があるんだろうが、相手だって強いかもしれないんだぞ。     
/1459ページ

最初のコメントを投稿しよう!

123人が本棚に入れています
本棚に追加