第3話 バディイベント

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第3話 バディイベント

……誰かに呼ばれている ……いや、起こされてる? ……ああ、寝てるのか俺 「兄さん!何寝とんねん!早よ起きや!!」 「あー…?どこだここ…?東京…?」 目が覚めて辺りを見渡すと、人が行き交っている往来で俺は横たわっていた。少し遠くには東京のシンボルともいえるスカイツリーが聳え立っている。俺は茨城に住んでいるのに何で東京にいるんだ? 酔っ払ってここまで来た…?いや、それは無い。俺は基本的に酒は飲まない。それに記憶が無くなるまで飲んでここまで来るなんて無理だろ。なんでここにいるんだ…? 「兄さん寝ボケとるんか?アンタもプレイヤーやろ?」 「プレイヤー…?…あ!」 そうだ。思い出した。俺'sヒストリーとかいうゲームを俺はやる事になったんだ。え?それで東京まで来たの?ワープ的な? 「え?これワープで来たの?東京まで?」 「なんやアンタ初心者かいな。かー!こんなんお荷物やん。」 悪かったな。つーかコイツ、初対面のくせによくそんな事言えるな。 この男の風貌は金髪のツンツン頭で、爬虫類のような眼をしたなんとも薄気味悪い男だ。見た目的には平気で悪態を吐きそうな感じである。     
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