第四話 私……変態さんかも!?

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 そしてしばらく、二人でソファーにぐったりとしていた。部屋には、二人の呼吸音が微かに聞こえている。   「……それでは、お風呂に入りましょうか」 「えええええええええ!」  私は、部屋全体に響くような大声を出してしまう。時名さんの【お風呂】という言葉に驚きの声を上げてしまったのだ。流石の大声に時名さんも目を大きく開け、驚きの表情を見せていた。 「ど、どうかなさいましたの? お風呂沸かしますので、お先に入って下さい。着替えは私の部屋着をお貸し致します。ちょっと大きいかもしれませんが多分大丈夫でしょう」 「あ、うん……。あ、ありがとう……」  そういえば、私は着替えすらも持っていなかったことに今更気が付く。流石に制服のままだと皺が付いてしまうので、食事に続き衣類もご厚意に甘えることにした。 「それでは、沸かして来ますわね。15分程度で入れるようになると思いますわ」  激辛カレーライスから回復したのか、時名さんはいつもの様子に戻っていた。ソファーから立ち上がると、お風呂を沸かしにリビングを出ていった。 「…………」  リビングに一人になった私は、部屋に誰もいないことを確認する。   「ま、窓から見られていないよね……」     
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