第四話 私……変態さんかも!?

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 私の暗い気持ちも洗い流しているような、そんなシャワーだった。そして、私は大きめの湯船に足を入れる。少し熱めだったけど、熱いのは嫌いじゃないので、私は一気に全身を湯舟に入れ、肩まで浸かる。   「熱さが……身に染みる……」  おじさんのような台詞をいいながら、湯船に入った私は体を目一杯伸ばす。広々とした浴槽に体を伸ばすことで、お湯の暖かさが体の隅々まで伝わってくるようだった。 「理子、お湯加減いかがでしょうか?」  脱衣場から、時名さんの声が聞こえる。 「うん、すごく気持ちいい! こんなにゆったりとしたお風呂は本当に久しぶりだよ」 「それは良かったです。着替えとタオルを持ってきましたので、お使いください」 「うん、ありがとう。時名さん」  この時の私は、楽しい食事とゆったりとしたお風呂で、かなり気分が良かった。そんな、勢いで少し冗談交じりのことを話す。 「――でも、こんなにお風呂広いんだから、時名さんも一緒に入れば良かったのに」  しばらくの沈黙。お風呂に充満する湯気が、スローモーションのように感じた。流石に調子に乗りすぎたかもしれない。   「な、なーん、ちゃ……」 「……宜しいのですか……?」  声が重なり合ったお風呂場は、再び静寂に包まれる。   「も、もちろん! し、親睦を深めるには、裸の付き合いって必要ジャン!?」     
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