第四話 私……変態さんかも!?

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「くぅぅ……、私ってば恥ずかしすぎる……!」  先ほどの、自分の醜態を思い出す。まさか、時名さんに見とれてお風呂でのぼせてしまい、更に膝枕で介抱されてしまうとは、なんというご褒美……いや、失態だろう……。役得ではあったかもしれないけど。不甲斐なさと恥ずかしさで、悶え死にそうな勢いだった。  時名さんがリビングに入ってくると、私の悶絶している姿に驚いたようで 「り、理子、だ、大丈夫ですか……?」  心配そうに、私の方に寄って来る。 「う、うん……」  私はソファーに座りなおすと、頭を下げる。 「本当にびっくりしてしまいました。お風呂に入るときには気をつけて下さいね?」 「……はい」  うん、『穴があったら入りたい』そんなことわざが、今の私にはピッタリだろう。  それからしばらく、学園について時名さんと話しをした。主に学園の規則やイベント等の話が中心だった。そして話も一段落したころ時間を見ると、夜も22時を過ぎてきた。   「もうこんな時間……」  私は、不意に両親の事を思い出す。言いたいことを言って、家を飛び出した私。もしかしたら、心配しているかもしれない。 「私、ちょっと親にメールを出すね。一応ね……」   「……ええ、どうぞ」     
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