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1壁紙が剥がれる音が妙にリアルで 絶壁が眼中に入り込む
2心の傷がわかる人は 小人達に会えると聞いた
3透明な春風にチューリップが似合うのはどちらも儚い命を受け入れているから
4お互いの敏感な神経で 愛を暖めることばかりでなく
5鳥達の鳴き声が耳に突き刺す 群衆が私を囲み 目の前にあるロープを触ろうとすれば真実の生き方が見えるだろうか
6愛することを歌に変え 儚い季節の移り変わりの中で 優しさを見つけたい
7最期にあなたに気持ちを伝えるのなら 何を口にするだろう
8貴方がいなければ 蟻地獄へ落ちていく蝶だから
9今は静かに眼を閉じて 幻想の世界でキスをしよう
10ロマンティックな星空は馬鹿にするかもしれないけれど ここから飛び降りれば貴方は会いに来てくれる
11路肩に佇んで 指のささくれを剥いていても 悪魔のつかいが あくびをするだけ
12クレヨンが爪に付き イライラしても ゲルニカに近い絵は 完成まじか
13白い砂浜に神様が遊びに来た時 宇宙よりも大きな 目に見えない愛が一緒に落っこちてきたのだと思った
14貴方に会いたいから 今はただ眠るしかない
15貴方を想えば想うほど 命の儚さ神秘に想う
16いつか私は 正常な貝のかけらになる
17寂しさのダンスは独りじゃ無理 ヒールの踵が折れてしまうから
18宇宙の果てに預けた涙 利息がついて戻ってきたら困ります
19キリンの首につかまって私は宇宙へ旅に出る
20気楽な桜の香りよ、私は生きていけると あの人に伝えて
21首筋に唇が微かに触れているだけの、そんな恋
22アルコール度の高い水溜りの底へ沈む夜
23一パーセントの可能性を秘めてさよならを言った夕暮れ
24人魚のようにいっそ泡になれば この恋は終わるのでしょうか
25南の島の太陽も 未来に続く星空もいらない 貴方と一緒に朝を迎えたいだけ
26許されるなら 時間を戻して 愛することを口に出来た日に
27一口だけの卵焼き 夢の中で貴方の口へ運ぶ為 そっと 冷蔵庫の奥へ入れる
28唇に 夢を重ねた冬の一瞬から 私達は果てしない道を歩き始めるんだね
29ビーナスの乳首という名のチョコレート モーツアルトに変身したって 貴方にはあげない
30お別れに そっとキスして抱きしめて 別れの曲はまだ聴きたくないから
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