冬怪談 一話目 『ドライブ』

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きっと、彼女は別に私を怖がらせるつもりも、ましてや事故に合わせるつもりもなかったのだろう。 ただ、どうしても、ドライブしてみたかったのだ。 初めて買った自分の車を。 一度も乗ることができなかったあの車を。 ただ・・・ 私と同じように・・・。 私はキャンドルに火を灯した。
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