48人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうよね…… こんな事で龍二の事を諦めるなんて馬鹿げてる。体型なんて、すぐ戻せるわ。私の希望は、龍二も知ってくれたんだもん。改めてやり直せば、これから二人は幸せになれるよ。だって、龍二の為なら何だってできるし。龍二が、望む事は何でもしてあげるよ。だから、麗の事を幸せにしてくれるよね?」
俺の望む事、全然聞いて来なかったろ。
そして麗のマシンガンは、これが最後になったのだった。
「麗、終わりにしようよ」
「嫌よ。何で別れなきゃいけないのよ」
「俺が、終わりにしたいんだ」
麗の表情が、怒りの色を強めていく。次のマシンガンの弾丸という言葉を、頭の中で装填してるのかもしれない。
でも、次は撃たせない。
「これから麗との付き合いは、俺にとってマイナスにしかならないんだ」
「えっ……」
「麗が俺の為と言ってしてる事が、俺の仕事に悪い影響が出ているんだよ」
最初のコメントを投稿しよう!