告白、そしてーー

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   バイト時代から。いや、その前から老け顔と内気気味な性格で、女の子にモテた記憶はない。  また彼女が出来ても、優しすぎるとか言われフラれるばかりだった。もう、何年も彼女なんて出来ていない。 「坂本さんみたいに、優しい人ならすぐに出来そうなのに……」 「麗ちゃんこそ、こんなに綺麗になっちゃってモテるだろ?」 「モテないですよ。仕事が忙しくて、それどこじゃないですし」  麗ちゃんは、とある商社の社長秘書をしているらしく。それ故に、忙しい日々を過ごしているようだ。社長秘書なら忙しいだろうし、男どころでないのは分かる。  でも…… 「まぁ、第二秘書なので。多少は、お休みも頂けるんですよ」 「だったら、彼氏を探してみたら?」 「そうですよねぇ……」  その時、オレその彼氏候補にって意識は少しもなくて。昔のバイト仲間との、懐かしの雑談くらいの軽い気持ちで言っていた。
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