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その後、携帯電話の番号が変わってない事と。変更した、メールアドレスを教え合い帰った。
これが、二人の始まりの日だった。そう、苦痛の日々の始まり……
その夜、麗ちゃんからメールで早速って感じの食事のお誘いが来た。しかも絵文字たっぷりで、可愛いらしい感じのメールで何だか誤解しそうだ。
「麗ちゃんは、俺とどうなりたいんだろ。まぁ、メシくらいだったらいつでも行くけどさ」
二人とも日曜日が休みなので、次の日曜日に約束をした。
店の方は、麗ちゃんが予約してくれるそうだ。予約って、いくら何でも話しが大袈裟じゃないか? ファミレスとか、気軽な感じでいいだろうに。
そして、約束の日曜日が来た。麗ちゃんの指定した場所に、車で迎えに行ってみる。
「坂本さん。まだ、この車に乗ってるんですね。あっ、でもナビ付けたんだ」
「相変わらず、金がないからね。まあ、いいから乗りなよ」
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