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魔王優佳
「魔王優佳様ぼ、僕はどうすれば魔王を倒す事が出来ますか?」
剣士は声を震わせながら優佳に聞く
優佳はオレンジジュースを1口飲み
「なんで私が答えなきゃいけないの?」
優佳は呆れながら聞き返した。
「だ、だって僕が一人で魔王を倒せるはずないじゃん!優佳様なら魔王の倒し方分かると思って…」
「絶対に教えない。自分で考えないと意味無いでしょ?」
優佳はテーブルを両手で叩いた
「せっかく呼び出されたから来てやったのに、なんで妹の殺し方教えなきゃ行けないの?アンタ馬鹿なの?」
優佳は涙目で叫び、店から出て行った
「優佳様…」
剣士は1人床を眺めながら泣き始めた
店から飛び出した優佳は
帰り道剣士の顔を思い出しながら
「せっかく久しぶりに剣士に会えたと思ったのに」
独り言を呟きながら家に帰った
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