アクトーの記録書

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 チュンチュンと雀さん達が朝のごあいさつをしだした肌寒い早朝。もう少しお布団の中に居たくて、ペットのインコさんと妻が起こしに来てくれるの待っていると……。 「「どぉりゃあぁぁぁ!!」」 何処からか複数の女の子(?)の叫び声がして、辺りをキョロキョロ見渡した。 右にはインコさん、左には襖。前は天井、後ろは布団。  仕方なく掛け布団をズルズル羽織って外に出ると不思議な影が二つ。 なんだろう?と 空を見上げると……。 「な!インコさん!空から……バニーガールぐわぁっ!!」 白いバニーガールのふわふわなしっぽがついたぷりっとしたお尻が眼前に降ってきてテンションがマックスになった所で違う何かに潰された。 「あはは!チョメ様ごめん!着地失敗しちゃった」 「五丁目しゃま大丈夫でしか?」 「お、重い……」 その声はみずきんと束砂やん……か?謝罪は良いから早く退いてくれ。 「あはははは!チョメ様、ほんますいません」 「今日は五丁目しゃまにお願いがあり空からやって参りましたでしっ!」  漸く退いてくれた彼女らを見ると、何故か黒と白のバニーガールに扮しているのにパラシュートを背負っている。
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