アクトーの記録書

　「きゃー！タッくん様可愛いでしよー！！」

「んだんだ、みんな可愛い！」

あ、女性陣は至極満足気だが良く見たら男性陣の顔は若干ひきつってる。

　「ちょっと！ミズキンダさん！？なんでピラピラのフリフリなんですか！？ディーラーは！？」

「瑞希言うたもん！この前観に行ったギネスに認定されたマジカルヒーローもんの映画に影響されとるって！！それでもいいって更紗やんと束砂やんが言ったもん！！それにディーラーやとネタがうた様のと被るやん！」

うたうものさんがみずきんに問い詰めるが悪びれる様子もなく開き直ってやがる。

　「自分は巻き込まれないようツイッ○ーで大人しくしてたのに……」

「狼歩はツイッ○ーすらしてないですよ……」

「ワシなんかこのシリーズ初登場やで？……そりゃ、確かに"トマトのヘタ"でも"カマドウマ"でも、どんな役でもええ言うたけど……いきなり女装って扱いひどない？」

「まあ、私は神だから出演は当然ですな！あ、ンバさん、そこは瑞希さんだから通常運転ですよ」

よっぴぃさんと狼歩さん、それにンバさんがそれぞれ嘆いているがタッくんは平然としている。

「うんうん！みんなお揃い！可愛いじゃん！」

「せっかくタッくん様とのお揃いコスチュームでしたのに、げた様残念でしねっ」

「今回の衣装はいつものゲタスポンサーがいないから凛さんに頼み込んで三日三晩徹夜で作ってもらったんだからね！！」

……こんなたくさんの衣装、凛さん大変だったろうな。
私は静かにお疲れ様です。と手を合わせた。