出会いは突然に

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一年に一度、夏に我が社の独身寮は ビアパーティと題して女性が入ることができる それも招待された人でないとダメ 私は彼が入寮していたわけではなくて て、いうか 別れたから今はいないのだ 職場の知り合いの女の子から友達の男性に 声かけしてしてもらって初めて参加した 行ってみると、私は福利厚生の仕事をしているだけあって知ってる面々がいっぱいいた あっちからもこっちからも 「こっちにおいでよ~ヒロさーん」などと言って 頂き、結構楽しく飲んだり食べたりできた 私はお酒がからっきしダメで それは遺伝なんだから仕方ない でも飲み会の雰囲気は大好き 甘いお酒を飲んで 一杯目からも~、ピンク色になっちゃう始末 みんなから 「マジで?」 「弱~」 と、からかわれっぱなし さて、お開きになったので迎えに来てもらわねば 弟に頼んでいたので大丈夫! 悲しいかな弟が迎えに来る だって、彼氏いないし・・ て、いうか彼氏いたら独身寮のパーティなんか 行っちゃダメでしょーょ 弟に電話して門の所で寄り掛かって ふーーーーっと酔いをさますように息を吐いてた 顔はピンクを通り越して赤くなっちゃってる わー恥ずかしい いくら飲んだんだと思われてるよね カルピスチューハイを二杯だけなのにな などと思いながら 弟は呆れた顔で乗せて帰ってくれた
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