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少しして、会社の男の人が若い女子3人を連れて
入って来た
当然、店員さんから伝えられていた通り相席になる
「すいません、よろしいですか?」
「どうぞ」と私たち
相席と言ってもかなり大判の一枚板で会話は聞こうとしなければ分からない程度なので気にしないで
私は一緒に来た子たちとご飯を楽しんだ
その男の人は私の会社で知り合いの男子の先輩だから名前だけ知っていた
話したことは無いと、思っていたけどあった
一度だけ
私の職場に何かの申請に来た事があって
その時、綺麗なタオルを持っていたので
「綺麗なタオルですね」
と、社交辞令的に言ったら
なんと
「あげませんよ」
と、言われたんだった
私は心の中で
「はー?いるわけないじゃない」とムッとしたんだ
笑顔を保ちつつ、嫌な人というイメージがついた
その後は会社は広いから会わなかった
さて、ご飯も終わったし流れ解散的にみんなとわかれて駅に向かって歩いていた
すると、あの男の人・・・中田さんだったかな
が、走るような早歩きのような感じで追いかけて来た
「あの~、シンの友達のヒロさんですよね?」
「は・・い、シンちゃんとは」
「今度、シンと一緒に飲みにいきましょうよ
シンに言ってセッティングしますから」
「はー」
「またまた、どうせ口だけだろー」
と、思って適当に返事を返していた
すると、2日後に
シンちゃんから
「中田さんに会った?なんかさ、中田さんがヒロちゃんと飲みに行く約束したからセッティングして」
と、会社の内線で言ってきたんだって
「口だけじゃなかったんだ??」と思った
「あー、言われた事は言われたけど」
「中田さん、いつもと違ってウキウキしてた」
と、シンちゃんから言われた
結局、了解して後日、3人で飲みに行く事になった
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