金閣寺

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金閣寺に一休と将軍足利義満はいた、義満は言った、一休殿還俗して帝になってほしい、今までのとんち勝負はそなたが帝にふさわしいかの試験だったのだ、今のままの日本は南朝、北朝相争い、二分され戦国の世が現れる、南朝、北朝に組しない新しい帝が必要などな、はるか天竺のさらに西にイスラムと言う国がある、そこでは神を司る、聖帝カリフと武を司る武帝スルタンの二王によって政が行われてると聞く、聖と武、二権分立だ、一休殿そなたに聖帝になってほしい、武帝にはこの義満がなり、生臭いことはすべて引きうけるつもりだ。一休は思った、私は帝などなりたくない、足利義満殿は世阿弥に仮装して市中を歩いているらしい、私だって気楽な方が好きだ
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