帰り道

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帰り道

「今日も寒いですね。あー雪降らないかなー。」 帰り道、白い息を吐きながら先輩の隣を歩いた。 「そこの公園寄りましょ?飲み物何がいいですか? 今日は俺がおごります」 「んーじゃあココア。」 意外とかわいいもの飲むんだな。って思いながら自販機に向かう。 「どーぞ。」 「サンキュー。」 しばらく缶で暖まった後、俺は口を開いた。 「先輩、聞いてもらってもいいですか?」 「んー?質問か、最近ずっとだな。どーした?」 先輩は笑ってる。でも今日俺は覚悟を決めている。 「咲坂諒先輩。」 「どーした改まって。」 「好きです。」 顔が赤くなるのを必死に抑えた。 「え?どーした急に俺も好きだぞ?」 「いや、そーじゃなくて・・・。」 そんな答えが返ってくると思わなくて俺は力が抜けた。 「恋人になりたい・・・。の「好き」なんです・・・。」
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