14人が本棚に入れています
本棚に追加
帰り道
「今日も寒いですね。あー雪降らないかなー。」
帰り道、白い息を吐きながら先輩の隣を歩いた。
「そこの公園寄りましょ?飲み物何がいいですか?
今日は俺がおごります」
「んーじゃあココア。」
意外とかわいいもの飲むんだな。って思いながら自販機に向かう。
「どーぞ。」
「サンキュー。」
しばらく缶で暖まった後、俺は口を開いた。
「先輩、聞いてもらってもいいですか?」
「んー?質問か、最近ずっとだな。どーした?」
先輩は笑ってる。でも今日俺は覚悟を決めている。
「咲坂諒先輩。」
「どーした改まって。」
「好きです。」
顔が赤くなるのを必死に抑えた。
「え?どーした急に俺も好きだぞ?」
「いや、そーじゃなくて・・・。」
そんな答えが返ってくると思わなくて俺は力が抜けた。
「恋人になりたい・・・。の「好き」なんです・・・。」
最初のコメントを投稿しよう!