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『あぁ、今すぐにだ。
契約は、早い方がいい。
あ、ついでに証明写真も忘れるなよ」
一方的に言われてしまった。
私は、慌てて教えられた事務所に行った。
望月スター・プロダクション
かなり大手の事務所だと昨日
帰った後にネットで調べて分かった。
彼は、その事務所の社長の息子
最近その跡を継いだのは、本当らしい。
「立派な事務所ね…ココに私が?」
立派なビルを見ると
何だか不安になってきてしまう。
受付に行くと社長室に案内される。
社長室に入ると確かに望月さんが居た。
「よく決心したな。
待って…」
そう言いかけたが止まってしまう。
「あの…どうかなさいました?」
「お前…素顔地味だな。
一瞬間違えたのかと思ったぞ」
呆れたようにバッサリと言われた。
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