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その1つに
『社長や事務所が決めた仕事は、
必要最低限の理由が無い限り
拒否が出来ない』と書いてあった。
それって、嫌な仕事が来ても
断れないって事よね?
えぇ…大丈夫かしら?
「早くしろ!」
「は、はい」
慌てて契約書にサインをする。
あぁ、書いてしまった…。
大丈夫かしら?
ますます不安になってしまう。
「うむ。これで契約成立だ。
なら今後のウチでの
仕事をする時の役柄を決める」
はい…?
「あの…役柄ですか?
どう言う意味ですか?」
何か言いたいのか、ちんぷんかんぷんだ。
「芸能界としてやるには、
そのままだと地味で暗いし全然ダメだ!
そんなのだと生き残れないし潰されるぞ」
「だから、お前に相応しい配役を考えてやる。
芸能界の仕事をする時は、そのキャラを演じろ」
はい…?
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