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「芸名は…〝麻生真央〟
実力もあるが
明るい口調の大人女子を意識しろ。
年は、20歳なら何とかサバを読めるな」
えっ！？
「ちょっ…ちょっと待って下さいよ！？
明るい大人女子って何？
それよりも20歳って何なの！？」
私は、24よ？
いくら何でもサバ読み過ぎでしょ！？
「あっ？だって秘蔵っ子だとしても
デビューさせるのに24だと遅過ぎるだろ。
期待させるのなら若い方がいい」
平然と答える望月さん。
いやいや無理があるでしょーよ！？
「無理ですよ…私が20歳だなんて
すぐにバレちゃうわ！？」
「大丈夫。それぐらい化粧や格好で
いくらでも誤魔化せる。
いいか？もしバレたらクビだからな」
睨みつけながらそう発言されてしまった。
何ちゅー無茶苦茶な！？
口が開いて何も言えなくなってしまった。
「分かったのなら。
明日から会社が終わったら
ウチの事務所にある養成所で猛特訓だ」
「そして、今週の日曜にある
ドラマのオーディションを受けてもらう」
はぁっ！？
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