プロローグ。

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「今週の日曜って あと5日間しかないではないですか!?」 今日は、火曜日なのに…。 「だから、その5日間の間に みっちりと鍛えてやる。 基礎が出来てるのなら後は、経験だ!」 望月さんは、そう言うと ニヤリと不敵な笑みをこぼした。 鬼だ!? この人は…私をイジメて楽しんでいるのよ…。 恐怖が私を襲った。 そして5日間の間 いろんな事を叩き込まれた。 「違う。それだと 視聴者の目は、誤魔化せないぞ!? 真面目にやれ」 「は、はい」 養成所の演技指導の先生も居たが 望月さんが中心に鍛えられた。 それは、もう…スパルタ的に もちろん昼間は、 会社で事務の仕事をするのだが 疲れてぐったりしていた。 「ねぇ、最近の地味佐藤さん やつれてない?」
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