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「大丈夫かしらね?あれ…」
周りの陰口なんて気にしない。
何故なら、そんなのを気にしている
気力も無いから
もちろん仕事は、怒られたくないから
頑張ってこなしたけど……。
そして運命の日曜日。
オーディションの日を迎える事になった。
(うぅ…緊張する)
私は、オーディションとか苦手だからだ。
間違えたり、噛んだらどうしよう。
大勢の前に出ると緊張して頭が真っ白になる。
今まで、それで失敗してきた。
着飾った所で私は、私。
この人見知りで
あがり症の性格を直さない限り
無理よ……。
ガタガタと震えている私に
望月さんは気づいた。
「お前…緊張しているのか?」
「だ、だって…オーディションですよ?
き、緊張しない方がおかしいじゃないですか」
きっと今の私の顔色は、真っ青だろう。
これで、落ちたら望月さんに
何て言われるか分かったものではない。
きっと…ボロクソに言われるだろう。
そうしたらポンと手を置くと
望月さんの方向に向かされた。
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