プロローグ。

5/27
前へ
/332ページ
次へ
い、いつの間に近くに来てたの!? 思わずビクッと反応をしてしまう。 だけど今は、ヤンキー系の私。 オロオロしていたら舐められるかも知れない。 グッと怖いのを隠し平然と装う。 「何?私に何か用?」 ヤンキーになりきるのよ…私。 「あぁ、申し遅れたね。 俺は、こういう者だ」 そう言うとその男は、 背広のポケットから名刺を取り出し渡してきた。 受け取り見ると 『望月スター・プロダクション社長 望月裕真』と書かれていた。 えぇっ!? プロダクションの社長様!!? あわあわと怪しい男を見ると その男は、スッとサングラスを取った。 黒髪がサラサラとなびき 綺麗な顔立ちがハッキリと見えた。 (す、凄い…イケメン!?) しかも、やっぱり予想通り20代ぐらいの感じだ。
/332ページ

最初のコメントを投稿しよう!

571人が本棚に入れています
本棚に追加