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い、いつの間に近くに来てたの!?
思わずビクッと反応をしてしまう。
だけど今は、ヤンキー系の私。
オロオロしていたら舐められるかも知れない。
グッと怖いのを隠し平然と装う。
「何?私に何か用?」
ヤンキーになりきるのよ…私。
「あぁ、申し遅れたね。
俺は、こういう者だ」
そう言うとその男は、
背広のポケットから名刺を取り出し渡してきた。
受け取り見ると
『望月スター・プロダクション社長
望月裕真』と書かれていた。
えぇっ!?
プロダクションの社長様!!?
あわあわと怪しい男を見ると
その男は、スッとサングラスを取った。
黒髪がサラサラとなびき
綺麗な顔立ちがハッキリと見えた。
(す、凄い…イケメン!?)
しかも、やっぱり予想通り20代ぐらいの感じだ。
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