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私って一体……。
「おい。聞いてんのか?
俺があんたにスカウトしたいのは、
歌ではなく女優としてた」
えっ?女優?
私が…!?
「わ、私がですか!?」
驚きのあまり聞き返した。
「あぁ、ココ最近あんたの行動を見ていた。
歌は、ともかく演技力に光る原石がある。
これから鍛え上げれば
人気女優になるチャンスがあるかもしれん」
「どうだ?俺は、あんたを全面的に
プロデュースする。
俺と一緒にやってみないか?」
そう言われた。
私が…女優?
そりゃあ、芸能人になれるなら
夢のようだけど
まったく自分の描いていた内容ではないため
戸惑ってしまう。
だって、女優みたいな仕事が
私に向いてるなんて実感が持てないからだ。
「あの…本当に
私が女優に向いているのでしようか?」
「あぁ今日は、ヤンキー風。
この前は、大人女子のようにと
その時によってあんた使い分けているだろ?」
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