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熱愛発覚!?
「す、すみませんでした。
その通りです…」
もう一度深々と頭を下げた。
言い訳の仕様がない事実だ。
迷惑をかけているのだから
嫌味を言われても仕方がない。
やはり辞めるべきなのだろう。
「もう…いいわよ。
怒るのも馬鹿らしいし…次は、気をつけてよね」
それだけ言うと許してくれた。
正確には、呆れて怒る気も無くなったようだが
許した事には変わりない。
そして、出すべきだと気づかされた。
これ以上…周りの人には迷惑をかけられない。
私は、課長が出勤してすぐに退職届けを提出する。
「あの…これをお願い致します」
「退職届けか…やはり
お母さんの具合が相当悪いのか?」
課長は、驚いて尋ねてくる。
ズキッ…。
嘘をついている事に心が痛む。
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