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裕さんの手には
べっとりと俺の精液が付いている
仁:っう…ぐすっ
なんだか涙が溢れてくる
裕さんは俺の涙を舐め
裕:泣かないで仁君
俺を後ろから優しく抱き締める
裕さんは消えそうな声で
ぼそっと
裕:僕は仁君のことが…
裕さんは最後まで言わなかった
裕さんは
俺が落ち着くのを待ってから
身体を綺麗に拭いてくれた
そして
裕さんのベッドに俺を横たわらせると
裕さん自身もベッドに入った
すぐ横には裕さんがいて
俺の髪を優しく撫でている
嫌なはずなのに
安心する
瞼を閉じて
ゆっくりと眠りについた
裕さんは俺が眠ったことを確認して
瞼にキスをする
そして
悲しそうな声で
裕:ごめんね
こんな愛し方しか出来なくて
裕さんは
寝息をたてて眠る俺を見ながら
眠りについた
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