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いささか拍子抜けして、ゆっくり目をあけた。
そこは白い天井…などではなくて、白い、どどこまでも広がる空間だった。
「……なんだ、ここ?」
思わず起き上がり、あたりを見回す。
すると、そこにはまるでサンタクロースのような白い髭をたくわえたおじいさんと、長い金髪を背に流した 青い瞳の美丈夫が立っていた。
「え……夢じゃない?」
「なんじゃ意識があったのか?ちなみに儂は人ではないぞ、神じゃ」
思わず呆然とつぶやいた俺に、なんちゃってサンタクロースは、さも当然とでも言いたげにそう答えた。
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