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たてがみ
「ねえ、ルキオ。パパのたてがみ、すごくかっこいいよね!!」
「そうだよね!パパのたてがみは黒いし、とっても強い明かしだもんね!」
ルキオとカイは、強くてカッコイイパパに憧れていた
「パパみたいなたてがみ、作ってみようよ」
「わお!楽しそうだな」
ルキオとカイは、大きな葉がたくさん付ついたつるを探した
「見て!!すごいだろう!ギャオ!!」
「ぼくの方がカッコイイぞ!グルル--!!」
「パパに見せに行こう!!」
ルキオとカイは、楽しくて仕方なかった
「何を巻いてるんだ」
ダンクは、太く低い声で言った
「パパみたいなカッコイイたてがみに憧れて作ったんだ!!」
二人は、声をそろえて言った
胸が弾んでいた
「たてがみは、強さの象徴だ。外だけそんなもの作っても駄目だ。強くなって行けば、自然とたてがみも立派になってくる。もっと、己を高める努力をするんだ。」
ダンクは、ゆっくりと二人に話した
ルキオとカイは、ダンクの教えを胸に刻んだ
やっぱり、パパはカッコイイ!
改めてそう感じた
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