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「いくつかもって帰るか?
男が使えるやつもあったはずだけど?」
「い、いらないから!!」
さらに顔を赤くする玲二。
玲二の反応に面白がる悠。
面白くないと子供のように頬を膨らませる玲二。
「頬を膨らませても可愛いだけでちゅよ~」
「悠の意地悪!」
「玲二は昔から変わらないね…」
「悠はイケメンになったし意地悪になった!」
「からかいすぎたよ~
ごめんね?」
意地悪な顔ではなく、優しい顔でゆっくりと玲二の頭を撫でる悠。
玲二は思った。
まだ自分は悠の事が好きなんだと。
玲二は悠の服を掴むとそのまま後ろ向きにベッドに倒れる。
いきなりの事にバランスを崩し慌てて玲二の身体のすぐ横に手をついた悠。
先ほどのように押し倒しているかたちだ。
「いきなり引っ張るな!
危ないだろ!」
「悠…」
「なんだよ!?」
「僕に…玩具…使って?」
「まだ酔っぱらってんのか?」
ため息をつきながら離れようとする悠の首に腕を回し、自分に引き寄せ強引にキスをする。
ただ唇同士をくっつけるだけの拙いキス。
目を開き驚く悠。
「酔ってない…
悠…」
「さっさと寝ないから変な事考えるんだ…
早く寝…」
「悠!」
再度唇を押し付ける玲二。
すると玲二の口の中に悠の舌が入り込んできた。
玲二の舌を絡めとり、絡み合わせる。
深く長いキスの途中カチャカチャと金属音がするが玲二には気にしてる余裕はなかった。
力が抜け、玲二の腕がはずれゆっくり唇は離れる。
肩で息をする玲二の両手首を持ちベルトで縛り上げベッドに固定する悠。
「やだ何!?」
「抵抗するな…
今からお前を…犯す…」
悲しそうに辛そうに苦しそうに耳元で囁いた悠の声に玲二は少し後悔した。
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