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「なんか経理部、ややこしそうだね…。ん…私のところ…。平和よ、平和。今日なんてオフィスに飛んでた蝿に一日気を取られてさー。結局里崎が連れてきた蝿って事で治まったんだけどさ」
僕はヒーコの足元で丸くなる。
お尻だけをヒーコの足にくっつけて…。
これが落ち着くんだよね…。
「里崎ってお風呂入ってないんだと思うのよね…。この時期はまだ良いけど、夏場とか悲惨な事あるよ…」
ヒーコは立ち上がってお風呂に…。
僕も立ち上がってヒーコの後を着いて歩く。
排水溝のところの僕がおしっこした跡をシャワーで流して、バスタブを流す。
そして栓をして、お風呂にお湯を張る。
こうやって電話しながらお風呂のお湯張っても、なかなか入れなかったりするのにさ…。
「里崎は絶対に客先には出せないね…」
ヒーコは座りながら笑ってる。
僕もまたヒーコにお尻をつけて丸くなる。
ノンちゃんとの電話。
まだ続くな…。
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