33人が本棚に入れています
本棚に追加
恋愛関係のもつれ、いわゆる修羅場ってやつなんだろう。
激しく言い争っていた内の1人に刺されて俺死亡。
めちゃめちゃ何度も刺され、そして意識を失う。完璧死亡。
……!?
でも何故か意識が戻る? と、そこは全てが真っ白な空間でだった。
目の前には「複雑そうな表情をした」綺麗な女の人、女神様? がいた。
『あの~~もう一度、私の世界で人生やり直しませんか?』
もちろん俺は即座に返事をした。
「ああ、何でも構わない。でも修羅場はもう勘弁願いたい」
あんなのは一度だけでいい。
女神様? も悲しそうに肯く。
『そうですわね。貴方が親切に優しくしてきた女性に、全身めちゃくちゃ刺されて死ぬとか、本当に可哀想です。特別に私の世界へ、手厚く招待差し上げますわ』と言ってくれた。
女神は、慈母神ララフェ様と言うらしい。
見た目年齢は不詳だが、非常に美しく神々しいオーラを纏うナイスバディな女神様だ。これこそ「ザ・女神様」って感じだ。
招待してくれるという世界は、ララフェ様が創造した世界らしい。ちなみに俺の元の世界は【ルフラトス】という所だ。
その世界(サンサーラ)は、亜人や妖精そして何故か魔物も存在し、
武技や魔法も特殊な《Exスキル》スキルなどもある世界なのだそうな。
他の世界によくある「剣と魔法の世界」って事らしい。
俺の元いた世界よりは、文明も遅れている感じか。
「俺の他にもこの世界で転生している魂ってあるんですか?」
『ええ勿論あるわよ。尤も貴方みたいに個別に面談はしていないけれど』
「え? 俺だけって事ですか? こんな形で話すのって。何でですか?」
『貴方がこの世界で【特別な魂】だったからかしらね。とても珍しいからここに呼んだの』
『普通の魂は、記憶も含めて全部リセットして、問答無用ですぐに転生させているのよ』
『それにこの世界は、まわってるの』と突然言い出す女神様。
「それってどんな意味ですか? 」
廻っている?
説明下手か? 女神様頼むよ。
流石にざっくり過ぎて理解出来ない。
俺はもっと詳しい説明を求めた。
最初のコメントを投稿しよう!