女神様の提案

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恋愛関係のもつれ、いわゆる修羅場ってやつなんだろう。 激しく言い争っていた内の1人に刺されて俺死亡。 めちゃめちゃ何度も刺され、そして意識を失う。完璧死亡。 ……!? でも何故か意識が戻る? と、そこは全てが真っ白な空間でだった。 目の前には「複雑そうな表情をした」綺麗な女の人、女神様? がいた。 『あの~~もう一度、私の世界で人生やり直しませんか?』 もちろん俺は即座に返事をした。 「ああ、何でも構わない。でも修羅場はもう勘弁願いたい」 あんなのは一度だけでいい。 女神様? も悲しそうに肯く。 『そうですわね。貴方が親切に優しくしてきた女性に、全身めちゃくちゃ刺されて死ぬとか、本当に可哀想です。特別に私の世界へ、手厚く招待差し上げますわ』と言ってくれた。 女神は、慈母神ララフェ様と言うらしい。 見た目年齢は不詳だが、非常に美しく神々しいオーラを纏うナイスバディな女神様だ。これこそ「ザ・女神様」って感じだ。 招待してくれるという世界は、ララフェ様が創造した世界らしい。ちなみに俺の元の世界は【ルフラトス】という所だ。 その世界(サンサーラ)は、亜人や妖精そして何故か魔物も存在し、 武技や魔法も特殊な《Exスキル》スキルなどもある世界なのだそうな。 他の世界によくある「剣と魔法の世界」って事らしい。 俺の元いた世界よりは、文明も遅れている感じか。 「俺の他にもこの世界で転生している魂ってあるんですか?」 『ええ勿論あるわよ。尤も貴方みたいに個別に面談はしていないけれど』 「え? 俺だけって事ですか? こんな形で話すのって。何でですか?」 『貴方がこの世界で【特別な魂】だったからかしらね。とても珍しいからここに呼んだの』 『普通の魂は、記憶も含めて全部リセットして、問答無用ですぐに転生させているのよ』 『それにこの世界は、まわってるの』と突然言い出す女神様。 「それってどんな意味ですか? 」 廻っている? 説明下手か? 女神様頼むよ。 流石にざっくり過ぎて理解出来ない。 俺はもっと詳しい説明を求めた。
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