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俺の幼なじみであるみつこと、行橋美月は二つの顔を持っている。
一つは俺と同じ大学生、そしてもう一つは小説家としての顔だ。
怪談の女王、倉本葵としても活躍しているみつは、暇さえあればよくパソコンに向かってキーボードを叩いている。
締め切りもあるのだろうけれど、平日土日祝日問わずみつは、よくパソコンを立ち上げては楽しそうにキーボードを叩いていて、何時間もパソコンと向き合うことなんてザラにあることだし、下手をすれば一日中キーボードを叩いていることもある。
みつ曰く、怪談を書くことは数少ない趣味らしく、今日も授業が終わって帰宅して早々、早速と言わんばかりにパソコンを立ち上げて、キーボードを叩いている。
カタカタカタと、部屋にキーボードを叩く音が響く………。
それを聞いてると、だんだんと心地よい睡魔が訪れてきて、気づけば俺はちょっとだけと、ソファーに転がって転た寝をしてたのだった………。
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