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「よしえさん…よしえさんやめて…よしえさん、アタシたち家族はよしえさんが怠けていると言うことはひと言も言っていないのよ…」
「いいえ!!言うたわよ!!」
「言うていないわよぉ…」
「それじゃあ一体これはどういうわけなのかしら!!アタシがなまけているから義妹(いもうと)の手作り料理の方がいいと言うてはるじゃないのよ!!」
「ちがうわよ…きょうはね、はながお料理教室で習得した料理をみんなに食べさせてあげたいから晴彦とよしえさんにうちにおいでと言うただけなのよ…」
「やかましいわねクソシュウトメ!!これじゃあアタシの面目が丸つぶれだわ!!」
よしえはきぬよにはなのせいで面目が丸つぶれになってしまったと怒っていたので、学は泣きそうな声でよしえに言いました。
「よしえさん…わしらはよしえさんがナマケモノだとはひと言も言っていないのよ…よしえさんが一生懸命になって晴彦のために尽くしていることはよーくわかっているのよ…だけど、がんばりすぎているから少しは休んだ方がいいよと言うているのだよ…」
きぬよは、よしえに対してはなは4月におむこさんをもらう予定になっているので一生懸命になって料理教室に通っていることを伝えてからこう言いました。
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