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「どうなっているのかな…」
「晴彦…電話に出ないみたい…」
「晴彦は松山にまだいるのかな…」
「そうみたい…晴彦は山越の方でお仕事をしていると聞いていたわよ…予定では昼過ぎに終わって夕方4時頃に富田の本社に戻って、諸々の仕事をして…遅くても5時半にはこっちに来ると言うていたわよ…」
「困ったなぁ~」
学が『晴彦がいないと晩ごはんが食べれない。』と泣きそうな声で言うていたので、きぬよは台所にいるはなに『アプリを使って、お兄ちゃんが帰ることができるルートを調べて…』とお願いをしました。
はなは、エプロンのポケットの中からファーウェイ(スマホ)を取り出して地図のアプリを開いたあと、山越のハトマートから今治市へ帰ることができるルートを調べていました。
はなは、北条粟井坂の旧道から北条の市街地を経て国道へ抜けるルートをみつけたあと、附属のペンを使って指定したルートを線でひっぱったあと、晴彦のスマホのジーメールに送りまして別のルートを教えてあげました。
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