ぼくのかわいい、でし

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「ああ……美羽……君が、僕を解き放ってくれたんだ」 「ひ、ひ、あぁ……あ、あぁ……せんせぇ……!」 「もっと、もっと聞かせて!」  シンは縋る思いで、美羽に覆いかぶさった。胸の先端で揺れる果実に、しゃぶりつく。時に噛みつき、時に優しく舌で絡めとる。すると、シンを解放へと導く美羽の高い嬌声が絶え間なく聞こえてきた。  もうあのサイレンの音は聞こえなかった。 「みう……みう、みう!」 「っ、ぁあ、あっあっ、あぁ」  最後の仕上げだ。と、誰かかシンに囁く。二人きりの部屋で、誰かなどいない。しかし、シンは、『誰か』に唆された。そう言い訳するべく、『誰か(自分)』の言葉に従った。 「でる、みう……! 出すよ!」 「あ、や、やだ! せんせ、やだ!」 「うん、分かってる……でも、ダメだよ。みうは、僕のものだから……」  限界だったシンは、美羽の足に絡むジーンズと下着を全て取り除く。それを床に叩きつけると同時に、美羽の両足を思い切り開いた。 「やだぁ……!」  身体を思い切り引き寄せ、これ以上無いくらい深くシンは陰茎を押し込む。今日一番の快楽が、シンを襲う。美羽が達したのか、蜜壷をぎゅうぎゅうに締めてきたからだ。その快楽に抗うこと無く、シンは欲望を解き放った。     
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