ぼくのかわいい、でし

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 キスをしたまま、美羽の黒いTシャツに手をかける。びくりと小さな身体が震えた。自分の荒れた手が肌に触れ、その感触に驚いただけだ。シンは自身にそう言い聞かせた。  美羽は自分を慕っている。そう思い込み、シンは迷うことなく美羽のブラジャーを乱暴にたくしあげた。 「や、せ、せんせ!」  乱暴なシンの手つきに反して、美羽の乳房は柔らかく揺れていた。片方の手で美羽を押さえつけているため、片手でのみ触れることが出来る。柔らかくて、高級なマシュマロのようだった。シンは夢中になって乳房を揉む。美羽の拒否する声は届かず、シンの荒い息遣いだけが鼓膜を震わせていた。 「みう……ぼくの、みう」  乳房の頂上で存在を主張する小さな果実に唇を寄せる。甘い甘い香りに誘われて、蜜を求める羽虫のように。罠だと分かっていても、やめることなどできなかった。 「ひ、う……! せん、せ!」 「みう……」     
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