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B「他のことは気が合うのにこれだけはわからないです・・・」
A「ねぇ・・月夜、この景色と私撮ってよ。」
B「ええぇ・・・。これでもう何回目ですかぁーー?」
と言いつつカメラを撮る格好になる。
その刹那、とてつもなく強い突風が吹きあがり
私はバランスを崩しかける。
B「せんぱいっ危ないです・・・」
そう言うが早いか月夜は私を助ける弾みで
誤って足を踏み外しそのまま崖下へ落ちてしまった。
A「月夜ー大丈夫ー?」
月夜からの返事はない。
A「ねぇ・・月夜ったらーー返事してよ月夜ーーー」
A「月夜・・・私のせいで・・ゴメン・・・」
ふと、視線を感じて目線を前に向けると
そこには黒いフードをかぶった男が宙に浮かんでいるのが見えた。
手には大きな鎌のような物を持っている。
どうやら何かを呟いてるらしい。
フードの男「っち・・なんでお前が落ちなかったんだよっ!」
「作戦は失敗だ。今回はあっちの方の命もらってずらかる。」
「命拾いしたなぁ・・偉大なる死神の王の生まれ変わりさんよー」
そう呟いてフードの男はその場から姿を消した。
私はその場で意識を失った。
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