好き。

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私が、 あなたの事、好き? どうしても、 認めたく無かった。 認めたら、 その瞬間から、 もう、失う事の不安が、 膨れ上がって、くるから。 なのに、 あなたは、 その、屈託の無い笑顔で、 私に話しかけてくる。 あなたは、 いつまで、私の事を、 好きでいてくれるのだろう。 好きだから、 その先の、先まで、 考えてしまう。 だから、怖くて、 その一歩が、 踏み出せない。 彼が近づいてきて、 言った。 「ずっと、一緒に、いよう。」 と。 一瞬、心の中を、 見透かされたのかと、 思った。 私の不安は消えて、 彼は、大きな手で、 私の手を包んだ。 彼の言葉に、 彼の 手から伝わる、 温かさに、 私は安心して 彼と一緒に、 一歩、踏み出した。
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