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第3話ん ドール・レヴォリューション2
「パパ、この短足がいい」
しばらくして、イーサンに新しい家族ができた。
「人の事、言えるのか。クソガキが」
そう呟いて、イーサンははっとした。
こいつも、あいつも皆、完全ではない。
品種改悪された被害者なのかもしれない。
ショーケースの中から救ってはもらったものの、マーキングを封じられたり、『モモ』などという女の様な名を勝手に付けられたり、むやみやたらと頭をなでられたり……。
新しい家族は明らかに愛というものを勘違いしていた。
イーサンは諦めなかった。
目の前に出される餌には手をつけずに、家の中に潜む小動物だけを狙って食べた。
「汚ねえな、こいつ。パパ、僕、もうペットなんていらないよ」
「生き物なんだから仕方ないさ。明日、保健所に連れて行こう」
父親が自分の事を棚に上げて、息子を諭した。
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