序章 俺と千咲は双子です

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 どっちにしろ口では勝てない。  なので何やかんや言いつつもそのまま2人で夕食をテーブルへ。  4人掛けのテーブルに2人で並んで腰掛ける。  これは今までがそうだったからそのまま。 「相変わらず上手だよね、料理。私はこうはいかないな」 「母さんは何でも自分でやってしまうからな。まあしょうが無い」  母さんは自分の手で作らないと気が済まないタイプ。  だから千咲が家事をする必要はない。  自然、料理とかも千咲は得意ではなくなる訳だ。  でも母さんはあまり凝ったものは作らないのだけれども。  弁当も手のかかる幕の内タイプではなく丼物とサラダが定番だし。
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